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グッときたものを書き残していきます。

永遠に観ていたいドラマ、坂元裕二脚本「最高の離婚」

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先日、友人と飲んでいて、「過去のドラマでもう一度観るならどの作品?」と言われ、思い出したのがこの「最高の離婚」でした。

今更感が凄いですね。それにしても改めて観始めたら止まらなくなったので記事にしてみようと思います。坂元裕二好きの僕としては「anone」「カルテット」も大変素晴らしいのですが、「永遠に観ていたい」感はこちらのほうが上だということで。

 

どのシーンも愛おしい。

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坂元裕二脚本のドラマというと最近では「カルテット」が一部で大人気(本当に一部の盛り上がりでしたね)だったのが思い出されます。リアルタイムでドラマを観たのは久しぶりでした。毎回期待を裏切らない面白さ。特に6話は強烈なインパクトでした。

 

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カルテットといえば、食事シーンでしたね。 最高のフード描写がたまりませんでした。

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映像作品でいうと、やっぱり会話劇が生きてる作品が好きな僕としては坂元作品はたまらないです。

この「最高の離婚」は2013年のスペシャルも含めて、日本のドラマのマスターピースだと断言してもいいのではと思います。最高に泣けて、最高に笑える。

ある程度の歳を重ねるとよく感じる、他人との距離感や価値観の違いや機微が生きた台詞として作品に完璧に投影されてます。

視聴推奨年齢は35歳以上でしょうか。若い人が観ても全然楽しめないのではないかと思ってしまいます。

人生に疲れたおじさんおばさんに希望を、そして時には絶望を与えてくれる唯一無二な脚本。それが坂元作品の真骨頂です。いちいちメモりたくなる珠玉の台詞達にうっとりし、中年あるあるを同世代と語りたくなること請け合いです。無駄なシーンが一切ない。

今となっては懐かしい、「唐揚げにレモンをかけるかどうか」論争に代表される、「カルテット」の松たか子×満島ひかり×高橋一生×松田龍平による最高の食事シーンがそうであったように、「最高の離婚」は瑛太×尾野真千子×綾野剛×真木よう子のやりとりをずっと観ていたいです。そんな会話シーンだけの、ドラマ未収録のお蔵入り映像特典集とかあればいいのにw

何も予定のない週末に最終話までイッキ観すると本当に幸せになれますので未見の方も、以前一度だけ観たという方も是非いかがでしょう。

最新作である坂元裕二脚本の新ドラマ「anone」も名作でしたね。折りに触れ繰り返し観てしまうだろうドラマになってしまいました。

坂元裕二脚本のNHK朝ドラとかあったら絶対毎日観るのになあ。

 

 

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